合格者の1人になる!社会福祉士精神保健福祉士国家試験対策

これまでたくさんの受験生と一緒に勉強してきました。合格したあとの学生の顔はいつみても晴れ晴れしていて、気持ちいいものです

障害関連の歴史・・・正直ややこしいですね


まずは、
世界の大まかな流れをつかんでいきましょう。

1971年 知的障害者の権利宣言
1975年 障害者の権利宣言

1981年 国際障害者年

国連が1981年を国際障害者年とすることを決議しています。
その時のキーワードは「完全参加と平等」です。

*完全参加と平等とは?

障害者は,その社会の生活と発展に全面的に参加し,
他の市民と同様の生活条件を享受し,
生活条件向上の成果を等しく受ける権利を持つということです。

さて、ここからが
苦手とする方が多いところです。

最終的にはより細かいところまで
理解できるのがベターですが、
いったんは枠組みを整えていきましょう。

厚生労働省の説明がこちらにあります


さて、では入っていきましょう。

翌年に

1982年「障害者に関する世界行動計画」

が総会で決議されています。
この計画の実施にあたって

1983-92年を「国連・障害者の十年」

と宣言し、
各国が計画的な課題解決に取り組むことになりました。

わが国ではこれらの流れを受けて

1982年「障害者対策に関する長期計画」(日本)
を発表しました。国内初の障害者系の長期的計画です。

そして

1993年には「障害者対策に関する新長期計画」(日本)
を発表しています。
つまり、1982年の長期計画のNEWバージョンとして
長期計画が引き継がれていきました。

そして同年、国連では「障害者の機会均等化に関する標準規則」が新たに採択され

1993年は「アジア太平洋障害者の10年」ESCAP
が始まります(2002年までの10年)



さて、ここでもう一歩深いところへ入っていきましょう。

1993年にNEWバージョンができあがった長期計画ですが、

長期計画は理念的な内容が強く、
具体的な数値目標が掲げられていませんでした。

数値目標がないと、達成度合いをはかることが難しいため、
数値目標を盛り込んだプランが策定されることになりました。

これが「障害者プラン」です。
ノーマライゼーション7か年計画とも言われますね。

今までほとんど10年単位だったのに
7年って中途半端?

それは

1995年に作成された障害者プランそのものが
NEWバージョンである新長期計画の期限である2002年までの
7年間を期間として策定されたので、7年という数字になりました。

2002年にはこの障害者プランにかわる「障害者基本計画」
公表されました。

これは障害者プランの基本理念である
ノーマライゼーションリハビリテーションを継承しつつ

10年で講ずべき障害者施策の基本的方向を定めました。

それと同時に「重点施策実施5ヵ年計画」いわゆる新障害者プラン
そしてその5年後に「重点施策実施5ヵ年計画」いわゆる後期5ヵ年計画が
策定されました。

このあたりの歴史・・・

理解に苦しんでいる頃、
私はこの年表に助けられました。

無題

出所:上記厚生労働省のサイトです。
 
最近では2013年度から2017年度を計画期間とする
障害者基本計画(第三次)が公表されています。

こんな内閣府のサイトもありますので

わかりやすい第三次計画というサイト

ぜひ参考にしてみてください。

まずは歴史の流れを把握することに努め、
それがつかめてきたら
それぞれの中身に入っていく方法をおすすめします!

流れをつかないまま
障害者プランの内容だけ覚えようとしても

意味わからんヽ(TдT)ノってなっちゃいますので。