国民年金の動向とやくみつるさんのコメント

厚生労働省年金局・日本年金機構のデータによると、

現在、公的年金加入者は６，７２７万人

１号  １，８０５万人
２号  ３，９６７万人
３号       ９４５万人


この６，７２７万人の中には
未加入者が含まれています。

(私たちの国は自動的に加入させられますが、
 加入の手続きは必要なので、
 何もしていないと未加入となるわけです)

未加入者は 9万人です。

(未加入と未納者は違いますのでご注意ください！)

  そして未納者が 259万人

免除者 384万人
学生特例・猶予者 222万人

ということになっています。

1号被保険者の中で

未納、免除、学生特例・猶予者をのぞいた
保険料納付者の数が
いかに少ないのかがわかります。

これらをわかりやすく表現している文章を見つけました

「100人の国民年金被保険者がいる村があったとしましょう。
 なんと、保険料を支払っているのは100人中60人であり、
 40人が未納・免除者なのです。
 年金制度が苦しくて当たり前といえば当たり前です

もう一つ、興味深い数字をご紹介します。

なぜ保険料を支払わないのですか？という質問に
滞納者はこのように答えています

1位 支払うのは困難 74％
2位 年金制度が信用できない 10％
3位 うっかり忘れていた 4％
4位 厚生労働省や年金機構が信用ならない 3.2％
5位 どうせ期間を満たせずもらえないから 2.2％
6位 もうもらえるから払いたくない 1.2％

1位の方々に誰か免除制度のことを
説明してあげているのでしょうか

5位の方々には障害者年金の
直前1年ルールを誰か教えてあげないと・・・

毎月1万5千円は確かになかなかの負担でしょう。

でも、このままいくと
無年金や低年金高齢者が多数出てくるのは間違いありません。

(私だって基本は1号の時期が長いので
 決して多くありません。)

この前パナソニックが高齢者住宅を作ったというニュースが出ていました。
家賃17万円だそうです。

その時番組のパーソナリティーをしていた
やくみつるさんが言ってました。

「松下の工場で真面目に勤め上げたおじちゃんやおばちゃんが
 自分たちの年金だけではいれる住宅を作るのが先だろう？」と。

(私の年金でも17万円は賄いきれそうもありません・・・)

うん、賛成。